妖精おじさんストーリー エピソード7 自業自得!

おじさんストーリー

悩み苦しむ日々が続いたのでした。

早速ですが、前回の続きです。本当に潮目が引くのはあっという間でした。それはそうです。人を大切にする心が未熟だったのですから。しかし、その頃のおじさんは、まだ本当の意味で感謝の気持ちや、約束の大切さをわかっていなかったのです。まだ、「参ったな~、そんな小さいプレゼント位、たいしたことじゃないじゃん!」位に思っていたのです。

その昔、父の病気や借金の返済で大変な時に、支えてくれた彼女に振られた時と同じです。つらい時期に支えてくれた彼女の大切さをわからずに、自分の力で乗り越えた位に思い、感謝をせず、当たり前のように思ってしまって振られた時と全く同じでした。その時も、おじさんは気づかずに、結局は傲慢だったわけです。

本当におじさんは、どうしようもないバカです。何度も何度も繰り返しては、後悔ばかりで、学習せず、本当に感情が欠如しているのでは、無いかと思いました。しかも、今度はお客様からの信用を失い、あきれられてしまったわけですから、どうする事も出来ません。本当に救いようが有りません。そんなおじさんは、とにかく悩みました。

信用回復に回ろう!!

とりあえずは、信用回復の為に、今まで約束を果たせなかった、お客様に、「お詫びしながら回ろう!」と決め、一件一件回りました。快く許してくださったお客様、お叱りをしてくださったお客様、完全にあきれられて会って下さらなかったお客様、色々なお客様がいらっしゃいました。しかし、まだおじさんは「お詫びに来てるのに許してくれてもいいじゃん!」と、心の中では思っていたのです。

今思えば、お詫びの訪問も、心からの反省の訪問でなく、仕事を取り戻すため(生活費を稼ぐ為)の偽善行為だったわけです。そんな、気持ちで訪問している訳ですから、それはお客様からは見抜かれていたのでしょう!本当に心が伴っていなければ、簡単に見破られてしまいますから。当時のおじさんは一番大切な心というものが欠如していたのです。

お酒に逃げる日々(><):

中々、売り上げも回復せずに、時間だけもてあましたおじさんは、どうせ、回っても駄目だろうと、それなら、また次のお客様を探せばいいや、位に思い、朝からビールを浴びる日々を送っていたのです。せっかく、健康を取り戻して、売り上げも順調にいっていたのが、行き詰ったせいで、またまた逃げて不摂生な生活をし始めてしまったのです。

人は、本当に弱いです。「上手くいっている時は自分のおかげ、上手くいかなくなったら周りのせい」にしてしまうのですから。そんなおじさんは、またまた上手くいかない人生に、ストレスを感じ、又、不摂生をし始めて体調悪化な道に戻る羽目になったのです。(><):