妖精おじさんストーリー エピソード2 身の丈知ろうよ!

おじさんストーリー

皆様、ようやく春めいてきましたね。このままずっと暖かくなっててほしいですね。

生活レベル上げて、税金苦!

早速、前回の続きですが、おじさん所有している贅沢品を売って現金に換えたり、仕事をバンバンこなし税金の支払いも順調に運び、半年も経たずに何とか安定期に入って来ました。安定期に入ったこともありバイトも辞めて本業の外回りに力を注ぎました。そしてあるお客様から紹介して頂いた大学に営業に行き始めて大学生が皆お揃いのTシャツやブルゾンを着ているのを見たのです。

その頃お揃いのチームウエア―を着ているのがブームになっていました。そしてそれを見たおじさんは自分の仕事に追加しちゃえ、とばかり、着ている大学生にどこで買ったか?いくら位だったか?のリサーチをしたのです。すると、え、マジで?って位、当時は高く,皆で揃えて買うから儲かるじゃん!!(@@)って事に。。。節操も無いおじさんはすぐに仕入れ先とプリントして頂ける工場などを探し、すぐに営業かけました。

外回り営業には慣れているので、すぐに仕事が取れだしました。なんと、おじさん一人で最高利益260万円を稼いだこともあります。(^^)/ その時25歳で平均して月100万円超えの利益を確実に出すようになりました。年収1000万円プレーヤーです。前回のつらいときに30万円の中古車に買い替えたのに、又、調子に乗ってドイツの某メーカーの輸入車を購入してしまいました。

そしてあるとき、おじさん器量も無いのに何を勘違いしたか。。店を出して人を入れればもっと儲かる!!と欲を出してしまったのです。1年も経たないうえ、相変わらず貯金も出来てません。数字だけ月100万円を見ればすごく稼いで贅沢できると思いますよね?しかし前にも説明しましたが税金が上がるので生活レベルは殆ど変らないのです。

重要ポイント 25年前当時の税率では所得税と、住民税で約50%負担となります。そして残りの50万円で生活するわけですが。。。健康保険料もなんと、6万円以上に上がるので年金と合わせると8万円弱の負担になるのです。となると残り月40万円で生活する訳ですから思った以上に生活は楽になりません。
当時のおじさんの生活収支(思い出す限りのざっくりですが。。。)
マンションの返済7万円 マンションの管理費、積立金4万円 光熱費他5万円 外食含め食費10万円 駐車場代3万円 車のローン3万円 保険代他2万円 貯金6万円 TOTAL40万円
今のおじさんの知識が有ったら半分の20万円は貯金出来たなぁ~と悔やみます。と、まぁ、ざっとこんな感じの生活を送っていました。すっかりメディアに洗脳されたバランスですよね?それでも25歳でこの生活を送れたことは感謝していますが。。

だったらもっと稼げばいいじゃん!!違う!しゃがんで貯金しようよ!

しかし過信しているおじさんは誰の意見も聞きません。まだまだ貯金も増えていないのに欲を出してしまったおじさんは。。とにかく拡大してもっと稼ごうと。。もっともっと頑張って店も出して人も雇えばもっと稼げるじゃん。完全に過信してお金の亡者になっています。
当時、青年実業家がもてはやされた時代ですからサーフィンもやって自営でお金も稼いで3LDKのマンションに一人で住んで外車に乗っている。この状況で過信しない人はいないでしょ?って位猛進していました。本当はこの恵まれた状態の時に数年維持して、損益分岐点を下げて貯金をして体力をつけなければいけない時期なのに、すぐに賃貸店舗を探し始めたのです。あの2度の辛い状況を学習しないとは。。。。(><):  
そして、これが今まで以上の悪夢を見る羽目になるとは思いもしませんでした。