妖精おじさんストーリー エピソード2 無知からの税金苦!

おじさんストーリー

おじさんってもしかするとお金持ちになれる?

早速前回の続きですが両親の居住まいも整い、自分の居住まいも整ったおじさんは自動車関連のアルバイトとレンタルビデオのアルバイトの掛け持ちで、とりあえず数か月の間生計を立てていました。そしてあるとき、肚が決まったのです。(何がきっかけだったかは忘れましたが。。)

田舎から裸一貫で上京して駆け落ちまでして一緒になった話を聞き、病気になるまで頑張っておじさん達を育ててくれた父の意志を継がなくてはイケないのではないか?志半ばで病気になってしまった父の意志を継ごうと。。。そして肚が決まった時、おじさんは外商専門のスポーツショップとして再度始めたのです。

車関連のアルバイトは辞めて朝から晩まで学校や官公庁などの施設に営業に行き、夜はビデオ屋のバイトも掛け持ちしてガンガン仕事しました。家を売却するまでやっていた仕事ですから要領も判りますし、掛け持ちのおかげで3か月後には月80万から100万円の利益を稼ぐようになりました。購入したマンションはファミリータイプの3LDKでその1部屋を事務所にしていたので経費も掛かりません。

24歳でローンを払ってもコンスタントに毎月60万以上は残るのです。今まで4年間、毎月それ以上利益を上げても生活は苦しく気持ちに余裕もなく生きてきたのですから。。24歳でその反動たるは大きすぎたのでした。

妄想おじさん勘違い、税金ってこんなに(><):

おじさんは完全に勘違いし始めました。苦しく大変だった時期を完全に忘れ、自分はやり手だと勘違いし始めたのです。我慢していた反動も重なり、急にお金遣いが荒くなりました。その手始めに飲みを覚え、毎日が外食です。夜は飲食店でお酒と暴飲暴食、そして気前が良くなり女性のいる店へ繰り出し、モテる為に高い洋服を買い、外車を購入して、生活を楽しんでいました。

おじさんは本当に救いようが有りません。うまくいってるとなぜかそんな生活がずっと続くと思ってしまうのです。そしてそんな生活を続けた末、その当時おじさんのそばで支えてくれた彼女と別れることになってしまったのです。感謝も忘れ大事さも気づかずに、遊び呆けて勘違いしていたおじさんは別に彼女なんて直ぐ出来るし、なんて考えでいましたから罰があたったのでしょう。本当に愚かだったのです。

そして年も変わり有るとき一通の封筒が届きました。開けてみるとそれは不動産取得税の通知でした。え、こんなにするのか!頭が真っ白です。なんと50万円強です。まじかよ、トホホ、です。おじさん収入が上がって完全麻痺して貯金などせず毎月有るだけ使って更には外車などのローンまで組んでしまっているので手元に現金はありません。

そして更に追い打ちはマンションの固定資産税です。こちらも40万円弱です。合わせて100万円弱です。ガーン(><):そして国はそれだけでは許してくれません。前年の所得が上がった分健康保険料と住民税などが上がるのです。そしてそれには分割も値引きも全くなしで遅れれば延滞金が付きます。前年度の収入が上がったおじさんは、なんと健康保険料が年金と合わせ月々5万円強です。

そしてまたまた追い打ちをかけられました。今度は住民税が60万円弱です。そんな封書がどんどんどんどん届きました。全て合わせると総額200万円以上の計算で、直ちに支払う分100万円が必要です。しかし手元に現金はないし、どこかで借りたらそれの返済元金に金利も付くのです。この生活って見たことあるぞ!!

重要ポイント 不動産を取得すると忘れたころ(1年先位)に突然取得税の通知がやってきます。そして、この事などは不動産を購入するときには大抵の不動産屋さんは教えてくれません。なぜなら管轄外であり重要事項の説明義務には無いのです。ですからほとんどの方は購入した後でアレ~と言う事になります。ですから新築であれば購入までに推定不動産評価格を教えて貰いある程度の金額はわかると思います。中古であれば前年度の納税額等を前オーナーに教えて貰うようにしてください。
また前年度より所得が急激に上がった方も要注意です。こちらも翌年になってから全ての税金などが上がるのです。ですから前年度が少なかったのに今年度あがった方は前年度の少ない所得に対して計算されるので楽ですが、逆に前年度高かった方が全て使ってしまい、当年度所得が下がると危険です。所得が上がった時には想定して残しておくようにしましょう!

って一昨年までのおじさんじゃん(><)って気づいた時には外車を売りに出すことしかできませんでした。収支のバランスや経営のバランスシートを学習したおじさんなのに。。。あれだけつらい思いして学習したのにおじさんてホント、バカ、バカ、バカ~