妖精おじさんストーリー エピソード2 学習しようよ!!

おじさんストーリー

おじさんてホントにバカ!税金は上がるし、高級品は値下がるし!

早速、前回の続きですが、外車を乗り回し、夜な夜な遊び場に出て遊びを繰り返していたおじさんは愛想を尽かされ彼女にふられ、更に年が明けてからどんどん届いた税金と言う未知なる恐怖におののいていたのですが、おののくだけでどうする事も出来ません。

そうです。案ずるより産むが易しです。とにかく仕事を頑張って儲けを出して税金を払わねば。。。と、がんばりました。そして税金の納付書を見るのを逃げていました。すると数か月に一度延滞金と言う名目が付いた督促状と言うものが届きはじめ封書の色がだんだん変わってくるのです。ヒエ~、それはそれは恐怖心を煽ります。

このシステムを考えた日本の税システムって凄いなぁ~(@@)なんて最初は感心していたのですが。。だんだんと変わる文言と封書の色に恐怖を覚えはじめたおじさんはとうとう所有していた英国の某メーカーの外車を売りに出したのです。しかしトホホです。

1年も乗っていないのに購入した金額の約6割です。ただ頭金を結構入れていたのでローンの返済は無くなり、40万円強が戻ってきました。そして集金した現金と合わせまずは取得税を払う事が出来たのです。

補足 ところがこの取得税ですが更に後から知ったのは事前に都に提出していれば軽減措置がつかえほとんどかからなくなるそうです。おじさん封書を開けずに逃げていたのでその通知を見逃していたのです。皆さんは現実逃避しないでくださいね。(使える場合とつかえない場合が有るので注意)

重要ポイント ここで低利の運転資金を借りればいいじゃん、と思う方もいるかもしれません。しかしここが重要でして、それはこの状況を一時凌ぐだけの対処療法なのです。とりあえずは税金も払えて救われますが更に元本返済と無駄な金利が増えるだけです。
結局はあとあと苦しくなりますので何ら解決になりません。処分などの決断をし損益分岐点を落として体質を改善することが根本治療になる訳です。その場しのぎの誤った判断は避けるようにしましょう。(^^)/
落とし穴1 不動産を購入すると忘れたころに不動産取得税の通知が届くと言う事       落とし穴2 その取得税も事前に都に書類を提出すると軽減措置が有り殆どかからなくなると言う事(ここ知っとくべき)

 

高級嗜好品は値落ちがでかいと言う事!本当は価値が無い?

とりあえず取得税は払えたので一難は去りました。あとの税金関係は分納出来ますからちょっとは安心です。ただ、この件でまたまた勉強になりました。高所得になると税金が上がる、それも高所得になればその分上がるだけではなく、税率も上がると言う事。それと高級嗜好品は値落ち率が半端ではないと言う事です。

そして極端なおじさんは日本車の30万円位の中古車に乗り換えました。そういえば車関係のアルバイトをしていた際にそこの社長がいつも安い車に乗っていて、「中小企業の中古車屋のオーナーは割と安い車に乗ってるんだよ。所詮、車に価値は無いし、高い車は無駄だよ。」って言っていたのを思い出しました。

当時若かったおじさんは、売っている側が良い車を乗ったりしなきゃだめじゃん?って思っていたのですが、なんとなくお客様に売るものと自分で所有するものは別物なんだなぁ、と、そのとき合点しました。

再度立て直しに奮闘する。借金整理、税金支払い、損切りが大切!

そんなこんなでローンを組んで購入した商品を全て売却し、ローンを無くしてまずは損益分岐点を下げました。売った金額が残債に追いつかず持ち出しになった物もありました。しかしこれこそがまさに漏斗システムです。さすがに4年間苦しい思いで頑張ってきた経験が有るので手放すことに何の執着も無くなっていたのです。

これが良いのか悪いのかは別としてすぐに決断して行動することが身についたのです。損切りする覚悟が完全に身についたと同時に損をしないように無駄な物を所有しないと言う事も身に付きました。そして一番身についたのが失敗経験こそが次へのステージに上げれるのだなぁ、と。。。あとは行動するのみです。仕事を頑張り毎月利益を出して順調に税金関係やら管理費やらを支払い生活を立て直して行きました。

とにかく今現在の生活でゆとりが無いと感じたら即しゃがむことをお勧めします。しかし、人間生活レベルを落とすことを極端に怖がります。それは折角買ったのでもったいない。とか今売ると損をする。生活レベルを落としたのが人に見られてると思うと恥ずかしい。と言った感情からだと思いますが実はこれが判断を鈍らせているのです。

重要ポイント 一時は損しても損益分岐点を下げる事は実は前向きである。勿体ないと思っても、物にも魂が有るので自分がストレスを感じながら所有してるのならば、その物を最大限に利用してくれて大切に扱ってくれる次の人に譲る。
もし他人が生活レベルが落ちたことを笑ったとしてもその他人が自分の生活を保障してくれる訳ではありません。またそれ以前に人は他人にそれほど関心を持っていないのです。一時の感情で判断をするのでなく先の未来に向けて判断をする。以上がとても大事な事でして、決断することから現実逃避して機会損失をしないように心がけてください。