こんなにかかっているのですね～自分の負担が。。
おはようございます。早速ですが、今日はまじめな話です。現在住宅ローン破産予備群がなんと、15％前後という事で6～7人に１人いるという話です。折角、妻や子供達の為に購入したマイホームが裏目に出て、返済が苦しくなり、家族仲が悪くなったり、病気になったりしたのでは本末転倒です。この辺はいつもおじさんの投稿で説明していると思います。
要は毎度ご説明するように、生活コストを上げない事が、とにかく重要という事です。で、今回は具体的に説明をしたいと思います。例えば、わが町の新築戸建の平均価格ですが、現在であれば約5000万円前後の価格帯です。では、どのように新築物件の価格が設定されているかわかりますか？それは地域の平均的な世帯年収によって決められているのです。
例えば、我が街であれば、平均年収が700万円だとします。すると、銀行はその７～８倍まで融資をします。すると4900万から5600万円がこの地域で支払える金額と計算されるのです。すると、建売業者さんはその金額に基づいて、建物の建築費と土地の広さを調整して、この金額上限に合わせて、パッケージをすると言う訳です。
これってわかりますか？わざわざ、借りられる上限に設定して値付けをしているのです。では、5000万円を最長の３５年でローンを組んだとします。３年固定0.8％程度で計算します。すると最初の３年は月々わずか１４万円弱です。ですから、賃貸と同じ位だろうと軽く購入に至ってしまいがちです。しかし、良く考えてください。
別途かかるものをお忘れでは有りませんか（＞＜）：
マンションであれば、このほかに管理費、修繕積立金で約３万円はかかるでしょう。そして毎年の固定資産税が鉄筋コンクリートなので割と高く、月々に２万円前後かかると思います。すると、どうでしょう？合計19万円です。そして以前におじさんの投稿でご説明させて頂いたように、日本の仕組みは19万円の支払いに対して19万円だけを稼げば良いだけではないのです。
この19万円を支払うためには、課税対象の税金分を含めると税引き前に約30万円分を稼がなくてはならないのです。という事は、判りやすくアルバイト時給1000円で計算すると300時間分の労働対価分が住まいだけの負担になる訳です。どういう事か？それは一日10時間を30日間ぶっ続けで働いて、何とか維持できるという事です。これを35年間続けられますか？
そして、今現在、史上最低の低金利です。万が一、金利が1％でも上がる度に毎月2万円返済が増えていくのです。もちろん、高収入の方や、既にしゃがんで力が付いて十分な頭金が有る方や収入が有る方は問題ないでしょう。しかし、頭金も無く、ただ皆も買っているから自分も買える。程度で考えるのは地獄の始まりになりますからとにかく勉強してください。
全ては自分の責任です。（＞＜）：
あえて、厳しい言い方をするならば払えなくなる方は、自業自得なのです。建売業社さん等は、皆さんが幸せな生活が出来るように、頑張って土地を仕入れ、設計してプランニングをします。購入する方の資産背景や未来に払えなくなるか？なんて、販売する際には、判断つかないのです。ですから、個人個人の皆さんが、しっかりとした見立てをする事が重要なのです。
見栄を張らずに、景気悪くなってリストラに有っても、自分の器で生涯払えるのか？自分が病気になっても払い続けれるのか？等、くれぐれも慎重になって勉強してくださいませ。なにはともあれ、自分を過大評価せずに、出来れば過小評価して、最悪な状況をも想定して、算段するようにしてください。そして、家は消耗品である事を再度認識してくださいませ。ｍ(_ _)ｍ
