妖精おじさんストーリー エピソード3 初めての不動産賃貸契約!

おじさんストーリー

貸店舗空きが出た~(^^)/初めての不動産賃貸契約

完全にお金の亡者になってしまったおじさんは夜な夜な遊んでは、仕事も頑張りました。当時のCMでは「24時間戦えますか?」なんて言うCMが有った位、今よりも仕事中毒な人が多かった気がします。まだ日本もバブル崩壊の前であった為、頑張れば頑張っただけ稼ぐ事が可能でした。そしておじさんは完全調子に乗って店を探し始めました。当時はなかなか路面沿いの1階空き店舗などは皆無な状態でした。

そんな中、文京区の白山駅と言うところに2階の空き店舗が空いた情報を不動産屋さんに聞いたのです。当時2階で7坪しかないのに14万円です。そしてお金の亡者になっていたおじさんは冷静な判断も出来ず2階の事務所を借りることになりました。何せ初めて自分で店舗を借りるのですから判断材料などもありません。条件なども家主様のいいなりです。

今なら絶対に借りないよ~!条件はどうなの?不動産賃貸契約!

初めて借りる店舗に比較条件も全くわかりません。今のようにインターネットで事前情報も得られませんし、何せ父は障害者なので相談にも乗ってもらえません。誰にも相談に乗ってもらえず、まして聞く耳を持てなくなったおじさんは契約をすることになったのです。今考えればめちゃめちゃ高いです。家賃14万円、保証金が140万円、別途看板設代1万円でした。

しかしそれが、高いか安いかもわかりませんし、もっと稼ごうと猛進したおじさんは未だ自分の貯金も無いのに両親に頭を下げ200万円を借りて契約する運びとなりました。今思うとなんて甘かったのだろうと思います。

落とし穴 保証金140万で更新時には賃料の2か月分償却、退去の際は事前予告3か月前。と言う事は更新する場合は28万円が償却され、そして退去する際には42万円が償却されてしまうと言う事です。今のおじさんであれば絶対に契約しません。それにしても不動産の賃貸条件は家主に有利になっていて、まだ知識が無い若い人には中々理解し得ない条件なのです。
重要ポイント こういう条件は相談可能なのです。しかし相場を知っている事や過去に経験して条件をどのように変更して貰えるか等が理解していないと難しいのです。まずは家賃の相談も可能です、更新料、更新年度、償却月数、事前退去予告月数なども相談できますのでまずは勉強してください。一番大事なのは原状回復の条件を事細かく決めておくことが最重要事項です。

知らぬが仏(^^)/ 初めての不動産賃貸契約で勉強になりました。

現在不動産投資家のおじさんは、今では絶対に借りない条件でしたが、知らぬが仏で何もわからず契約して店を始めることになりました。そしておじさんの考えはこうです。

おじさんの考え 人を雇って自分と同じように育て上げ、店の売り上げと営業で自分と同じ100万円以上の利益を上げる。そして給料と家賃他払っても50万円は残る。自分はそのまま同じように利益を出していれば今までよりも50万円稼げる。と。。。
そんな浅はかな、計算式を考えては人を一人雇い、二人雇い、頑張っていました。意外とおじさんの計算通りに事も運び、店を出す前よりも確実に稼げるようになってきたのです。おじさん毎月平均して200万弱利益出している(^^)/ もうすっかり青年実業家気取りです。次はポルシェを買おうか?なんて考えていました。今までに経験した多少の知識も有るので税金や家賃などの滞納も無く確実に貯金も月に20万円位出来るようになりました。過信絶頂のおじさんはもう既に拡大を考えていたのです。。。