妖精おじさんストーリー エピソード7 仏教との出会い!

おじさんストーリー

他人に利益を(><):仏教な生き方を知る。

おはようございます。今日もいい天気で気持ちが良いですね~、梅雨の最中の晴れというのが、又、格別の気持ちよさです。今日も感謝して一日を過ごしたいですね、という事で早速前回の続きです。28歳で遅咲きながら図書館に通い、色々なジャンルの本を読み漁っては、色々な発見が有りました。経済の仕組みや、体のつくり、そして金融や投資の本など。。

とにかく、色々なジャンルの本を読み漁りました。そして、その中で出会ったのが、仏教の本なのです。24歳を境に、いつもいつも悩み苦しみ、生き方を模索していたおじさんにとって、それは、目からうろこの出会いだったのです。なんで、苦労ばかりしなくてはならないのか?一時は父を恨み、社会を恨みました。なぜ、「自分ばかり苦労するんだ!」

「お金持ちの家庭に生まれていれば、こんなことにならなかった。両親が健康ならこんなことにならなかった。」「自分ばかりが、苦労して、親が自分の足枷になっているなんて。。」と、一時はやけを起こしかねませんでした。そんな状況で頑張っている自分が、なんでお客様に呆れられて、売り上げが落ちて、こんなに頑張ってるのに。。。

「あいつは良いなぁ~、苦労も無く生きてて、俺なんて」と、友人に対しても、羨んだり嫉妬が有ったりと、その頃のおじさんは、本当に感謝も無く、我儘だったのです。そして、仏教の本を読んでいる時に、なんでも受け入れる、なんだって良いんだ、頑張らなくて良いんだ、世の中は自分の鏡なんだ」という事が理解できたのです。そして、中でも一番心が打たれたのが下の図でした。

蓮行寺様より引用させて頂きました。

むかし、ある男がえんま大王様に会いに行き、天国(てんごく)と地獄(じごく)というのは、どういう世界(せかい)なのかを聞きました。

すると、えんま大王様は、男に、天国のようすと地獄のようすを それぞれ見せてくれました。

まず地獄では、ちょうど食事の時間だったので、人々が、ながーいはしを持って大きいなべの前に あつまっていました。

この地獄では、ながーいはしで 食事をしなければならない決まりなのです。

人々は ながーいはしで、なべの中のごちそうをとって食べようとするのですが、あまりにながーいので、どうしても自分の口にごちそうがとどきません。

それでみんな、何も食べられずおなかをすかせ、やせこけて、他の人の食べ物を横取(よこど)りしようとして けんかばかりしていました。

えんま様は、次に天国を見せてくれました。

天国も食事の時間でしたので、人々は、地獄のと同じ、ながーいはしをもって、地獄のと同じ、大きいなべの前に あつまっていました。

天国でも、ながーいはしで食事をしなければならない決まりなのです。

天国の人々は、おだやかな顔をして楽しそうにごちそうを食べていました。

ながーいはしで、おたがいに仲良く 他の人とごちそうを分けあっているのです。

こうして地獄にいる人々は 自分のことばかり考えているために、いつまでもけんかをして何も食べられず、

天国の人々は おたがいを思いやっているので 仲良くくらせるのだ、とえんま大王様が教えてくれました。

なんと、住む世界は、誰もが皆同じで、幸せか不幸せかは、自分の心の在り方である。と読んだおじさんは、今までの自分の考えが、なんて、利己的だったのか?と思ったら涙があふれてきました。涙が止まらずに一人で泣いてしまいました。そして、今までの自分を変えて、利他の精神で生きようと決意したのでした。

頭で理解したのと違い、今度は本当に心で理解できた、おじさんは、仕事の手法や方法を考える前に人として、心で生きようと改心し、心新たにリスタートをすることが出来たのでした。