妖精おじさんストーリー エピソード5 本当のヒーロー出現!

おじさんストーリー

ヒーローってファンキーソウルマン?

早速前回の続きです。なんの知識も経験もなく若い者からお金を搾取する資本主義って本当に怖いです。これでもかって痛めつけられているおじさんに家主は容赦しません。後から聞いた話ですが、そのマンションの家主もバブルに躍らされ、建設会社と銀行におだて上げられて、かなりの借金をしてそのビルを建設したらしいのです。ですから家主も火の車だったと聞きました。

ですから情報弱者から取れるだけとってやろうという魂胆だったのでしょう。しかしおじさんも納得いきません。全て言われるがまま聞いていたらそれはカモです。そして、ある日、皮肉にも昔A氏が運営していたダイニングバーに行きました。そしてそこで働いていたある人物(以前A氏を呼び出す為に協力して頂いた方です。)その方がまだ働いていたのです。

そして、その節のお礼を兼ねながらカウンター越しにたくさん話しました。髪型が黒人のモヒカンのような頭をしていたので、「黒人ミュージシャンみたいですね。」と、当時ソウルファンクが大好きだったおじさんが質問すると、なんとその方もソウルファンクが大好きらしくものすごい意気投合してしまったのです。そして「今度一緒にソウルバーに行きましょう」と約束したのです。

ソウルバーで踊らず。。相談する奇妙な二人(><):

そして後日ソウルバーで待ち合わせして飲み始めました。意気投合したことから身の上話までして、現在の状況を相談したところ、なんとその方は昼は父親が経営する不動産業を手伝っているとのこと。そして「解約に関しての書面を見せてみろ」ということになり、その日は別れました。そして翌日すぐに父親の経営する不動産事務所に伺って二人に見てもらいました。

すると、結論は。。「ひどいな~、これは相当家主に都合のいい契約だわ。お前やられたな」って。「マジですか~」とおじさんは反省と自分の未熟さで恥ずかしくなりました。するとその方は「おれが何とかしてやると」言って直ぐに知り合いの弁護士の先生に電話をしてくれたのです。そしてその弁護士の先生を紹介してくださったのです。

そして後日、その弁護士の先生の事務所に伺いました。なんと銀座の一等地に事務所を所有していて凄腕らしいです。そんな縁のない場所に行くのはすごく緊張しました。そしてドアをノックして事務所に入り大先生を受け付けの方が呼んでくれました。すると出てきた先生は想像した人物像とは違いものすごく穏やかな年配の先生でした。

そして細かい説明をして今後の流れや打ち合わせをした後「任せなさい」とにっこり微笑んで優しい表情でおじさんに語りかけてくれました。その後すぐに紹介してくださった不動産屋さんの方に報告の電話を入れて何度もお礼をしたのです。するとその方も「心配するな、大丈夫だよ」とモヒカン頭の見た目とは想像できない位の優しく言葉をかけてくれたのです。後は運を天に任せるだけです。結果はまたの投稿で。。。