妖精おじさんストーリー エピソード3 初めての居眠り運転!

おじさんストーリー

体調悪化かな?(><):めまい再発!、自律神経失調症!

早速ですが前回の続きです。手取りが減って自分の生活も、ままならなくなる不安が確実にストレスになっていたおじさんは朝起きると以前に感じためまいが再発したのです。父が2度目の脳梗塞を起こした数年前と同じ症状です。更には起きて立ち上がるとなぜか右へ右へ行ってしまうのです。しかし休んではいられません。頑張って軌道に乗せなくては自分の生活が出来なくなります。

そう思ったおじさんはとにかく自分は率先して営業に出て利益を出して、他のスタッフにも早く一人前になる事を望み頑張っていました。しかし、おじさんには人を引率する器量が無かったのです。3か月経っても4ヶ月経っても多少の売り上げしか上がりません。ただ売上が多少は右肩上がりだったので銀行から運転資金を借りることが出来ました。とりあえずは一難を逃れる事は出来ました。

重要ポイント しかし、これも一時しのぎの対処療法で何ら解決には至っておりません。早急に売り上げを伸ばし自分の最低生活コスト(40万円)を含めた損益分岐点220万円に確実に到達しなくては時間の問題なのです。

お金の亡者からついには守銭奴になる。借金、生活苦もういや!

そんな焦りからおじさんは守銭奴のような発想になりました。その頃、チームオーダーで名前の刺繍を入れる需要が多く、刺繍工場に毎月20万円位の外注加工費がかかっていました。その分を自社でやればその分が浮いて利益が増える。と月2万円で機械をリースすれば差額が利益ですから20万円近く利益が浮くのです。餅は餅屋なのに人様の仕事を奪ってしまった訳なのです。

しかし、ここにも落とし穴が有りました。それはオペレーターが必要だと言う事。営業スタッフを一人刺繍オペレーターにすれば営業成績が落ちてしまう。ならば、おじさんがやろう。と取扱いを覚え一日外回りを終えて夜遅くから刺繍を動かしました。本当に働きました。そしてある日明け方まで機械を動かし仕事を全て終えた後、趣味のサーフィンに行こうと出発したのです。

落とし穴 機械を入れて作業するにはその機械を動かすオペレーターが必要という事。機械を動かして初めて仕事になるのです。したがって外注費に出す分が人件費を上回るようになったら初めてメリットが出るのです。人件費前後であれば餅は餅屋に任せた方が良いです。

ガッシャーン、あれ、事故か?貧すれば鈍する!一切のゆとりなし!

そして、サーフィンでストレス解消と意気込んで一人で海に向かったのです。出発して30分位経った頃でしょうか?ガッシャーン、と大きな音が聞こえました。あれ、事故か?どこだ?と見渡したところ事故は自分だったのです。そうです。信号待ちで居眠り運転をして前のトラックに突っ込んでしまったのです。

ボンネットは完全にめくれ、車両前方はひしゃげて完全にお陀仏でした。すぐに警察がレッカーを呼んで結構大きな事故になっていたようです。居眠り運転は本当に知らないうちに意識が無くなっているのです。眠い、眠いなどと考える間もない間に意識は無くなっているのですから、皆さんも少しでも眠気を感じたらすぐに運転をやめて仮眠してください。

重要ポイント 居眠り運転は自分でも気づかないうち(一瞬のうちに寝てしまいます。)夜布団に入って、さー寝ようというのとは大違い。本当に気づかないうちに一瞬寝てしまうのです。ですからちょっとでも眠気が出たら、どこかに休んで仮眠と取ってください。本当に極限の眠さの場合は市販で売っているドリンクやガムでは効果が有りませんでした。(オジサン的には。。)

幸い、信号待ちの状態から発車する瞬間で速度も出ていなかったので、おじさんは足を軽く打撲した程度でした。本当におじさんは運が良いです。しかし、この時点で見栄や無理に気づき根本治療(会社のコスト改善)を図るべきだったのです。全ては無理が祟った結果でした。しかしながら、この時点では当時のおじさんは気づいておりません。とにかく頑張るしかない!

と、更に気合を入れる事しか出来ませんでした。しかし努力の仕方が間違っていたのでしょう。その後、更なる悪化の道へと突き進むことになるのです。