妖精おじさんストーリー エピソード3 過信の極み!

おじさんストーリー

高級外車に、ダイニングバーと、そんな力本当にあるの?

前回の続きですが、順調に売り上げと利益を伸ばしてきたおじさんは完全に調子に乗ってます。と言うより更に調子に乗っています。ポルシェに乗る夢を見ては、暇さえあれば外車雑誌を眺めていました。そしておじさん夜な夜な色々なダイニングバーなどに出入りしていました。そして有るとき、もの凄くカッコイイ雰囲気のある人と知り合ったのです。

その人との出会いが運命を変えてくれたと言っても過言ではありません。雑誌にも出て当時先端でもあったダイニングバーを数店舗成功しているのでした。「あの人みたいになりたい!」とおじさんは思う様になったのです。自分も商売人の端くれでまあまあ利益も出しているし、個人的に仲良くなりたいと、おじさんはその店の常連になり仲良くなっていったのです。

今のおじさんならこう言うよ!表面だけで判断するのは危険だよ!

おじさんは完全にその人に憧れを抱いて盲目になっていたようです。。。で、話は変わり商売も順調にいっていたおじさんは、「その人みたいに活躍したい」そして「もっといい場所に店を移転して人も増やしたい」そして「その人に認められたい」なんて言う変な見栄なのか?わからない心境になり単純なおじさんは、またまた行動に移し始めたのです。

そして今借りている近くの建設中のビルの1階が貸店舗になると言う情報を得たのです。そのビルは結構お金をかけたビルのようで扉もフェラーリのような赤で当時かなりおしゃれなテナントでした。もうその扉を見たおじさんは完全にここを借りる決心をしたのです。そして人も増やし完全に妄想は膨れ上がりました。(><):

2度目の不動産賃貸契約!なんと契約の時点で100万円の損!!

一度冷静になり条件を聞いたところ家賃が20万円、8坪強でしたから坪25000円です。そして礼金2か月、保証金は12か月の240万円との事でした。これならイケると、そのころイケる自信しかなかったおじさんは即答で契約する事に決めました。しかし、現在借りているところの途中退去の場合の償却が42万円ある事をすっかり忘れていたのでした。

そして契約する際に礼金40万円、仲介手数料20万円、移転前の償却費用42万円で合計102万円既に捨てていたのです。そうです。このお金は帰ってくるお金では無いのです。そして保証金の240万円を足すと契約時に300万円が必要でした。もうイケるとしか信じてないおじさんは最初の保証金の戻り金100万円弱と貯金を足して300万円を用意し夢を見ていたのでした。綺麗な店舗で活躍する自分を夢見てすっかり舞い上げっていました。しかしこれがまたまた悪夢の始まりとは。。。トホホ