妖精おじさんストーリー エピソード8 全ては心!

おじさんストーリー

全ては、心が大切なんですね!

早速ですが、前回の続きです。28歳で遅咲きながら本の楽しさを体験したおじさんは、殆ど毎日午前中に図書館に通い色々なジャンルの本を読み漁って、その中で仏教の本に出会いました。そして、人が生きて行くうえで、最も大切な事、それは心という事を理解しました。前回の投稿にある、利他の精神がおじさんには欠けていた事を理解して、不覚にも一人で泣いてしまいました。

おじさんは、意外と器用で、何でもそつなくこなして人並みに何でも出来ていた事から、知らないうちに我儘なエゴイストになっていたのです。相手を思いやるでなく、自分の思うままにならないと、イライラする自分の利己的な考えになっていたと思います。ですから、今思うと人も物も大切にしていなかったのだと思います。

父の病気からの辛い経験や、人に騙されたり、裏切られたり、借金で苦しくなったり、人を恨み、人間不信になり、社会を恨み、色々と有りましたが、結局全ては、自分の欲がまいた種で、全て自分の因果応報だったことが理解できたのです。そして、仏教の本を読んでいくうちに、心が楽になっていったのでした。

世界は自分の鏡で出来てるんだ!

そして、悩みぬいた末に、やっと一つの結論が出たのです。「そうか!世界は自分の鏡で出来てるんだ!自分の心が、その人の世界を作り上げてるんだ!」とっ。。そうです。「だってすべての人は自分の考えで、物事を判断することしか出来ないのですから。」自分が人を信用していなくて、お金しか信用していない人は、他人もそうであろうと思っているし。

「世の中は、何て素晴らしいんだ!って思う人は、他人もそうだろうと思っているし、「世界は何て残酷なんだろうって」、思う人は、自分以外も皆、そう思っていると思うのです。」そんな、真理に気付いたおじさんは、心改めて一つ一つ丁寧に生きることを決意したのです。「すると、全てのことに対して思考が変わり始めました。

今までなら、父に対して、「なんで障害者になるんだよ~、おじさんの人生を台無しにしてくれて」って、しかし、改心したおじさんは、「父が病気になったのは、おじさんへ体を大切にすることを教えてくれているんだ!」車の事故で渋滞している道では、「なんで事故なんてするんだよ、おかげでこっちは大迷惑だよ!」

しかし、こんな時も、神様、仏様は、「落ち着きなさい、イライラしたり、丁寧に生きないとあなたも事故の当事者になりかねませんよ」って、すべては、教えてくれているんだ!って、なんていう風に、考えられるようになったのです。そして一つ一つ丁寧に、また過去や現実を受け入れて感謝し始めると、見違えるように心が軽くなり、悩みが無くなっていきました。

そのような、生活になったとたんに、確実に運が回ってきたのです。人生は本当に面白いです。人との出会いが変わり、境遇が変わり始めました。そして、それからは優しい人ばかりに出会うことになったのです。そして、本当の意味で人生を変える人に出会ったのです。それがどんな人かは次回に説明させて頂きます。m(_ _)m