妖精おじさんストーリー エピソード5 パニック障害発症!!

おじさんストーリー

おじさんクタクタ。。負債960万円!借金苦!

おじさんクタクタです。しかし一つ一つ片づけて行くしかありません。まずはA氏に社長を辞めてもらいおじさんが負債960万円の会社を引き継ぐことになった訳です。頑張るしかありません。銀行から1000万円借り入れていた運転資金も残り400万円しかありません。月の損益分岐点が180万円ですから余力は2ケ月分しかありません。何かあったらすぐ倒産です。

とにかく頑張るしかないと率先して営業に出かけ仕事をこなしました。売上が上がらないので追加の運転資金は借りれません。あとが無いのです。相変わらず心に嘘をつくしかありません。スタッフに弱い顔を見せられないのですから。。ある朝、営業に出かけた時、なにか得体のしれない不安をおぼえました。そしてなぜかわかりませんが涙が出てきて一人車の中で泣いてしまったのです。

そんな状況下の中、やはり貧すれば鈍するです。今の状況を逃げ出したいばかりに適切な判断が出来ずに頑張るしかないと、それだけしかないのです。今まで血と肉にしてきた知識や経験が全く考えられずに頭の中は真っ白で間違ったがんばりしか出来ないでいたのです。そんな状況で生活をしていたところ一月も経たないうちにストレスが最高潮に至ってしまったのでしょう。

とうとう来ちゃった!パニック障害!借金返済!孤独!

そして、とうとう来てしまったのです。なった人にしか判らない、非常につらいパニック障害が。。今でも鮮明に覚えています。ストレス発散しにサーフィンに行く途中の高速道路で起きたのです。その時は会社をどうして売り上げを伸ばすか?そしてスポンサー社長にどうやって分割返済するか?自宅の滞納などをどうやって返済するかなど悩みはつきませんでした。

そんな悩みを考えているうちに段々と、恐怖感が出てきました。すると何とも言えない不安が頭を支配してやばい、他の事考えなきゃっ、あれ変だぞ!楽しい事考えなきゃ!って頭がパニックになり、やばい、気持ちのコントロールが効かない、気が狂うの?それとも死ぬの?下半身に力が入らなくなり、冷汗が出て、鼓動が激しくなり、どうしてもその場にいられない位、挙動不審になったのです。

これは、なった人にしかわからないその場にいるのも出来ない位、落ち着きがなくなるのです。そして気が狂うのではないかと思う位、頭がおかしくなった感じがして、とても説明できるものでは有りません。そして苦しさを我慢して緊急で路肩に止めました。そして少し休むと治ったのです。そして落ち着いて来たのでそのまま海に向かいサーフィンを楽しみました。

面白いことに他の事に夢中になっていたり、不安な事を忘れていれば殆どパニックにならないのですから不思議です。そして、その日は何事も無く無事に帰宅しました。それからしばらくは普段の生活を送っていたのです。初めてのパニック障害を高速道路で経験してからあれはなんだったのか?と、忘れ通常の日々を送りました。しかし、これからがパニック障害の本当の怖さと長い期間つきあう羽目になるのでした。